Download filezilla client for free
お問合せ
サイトマップ
ブログ

エンジン開発・燃料噴射 教育・研究用 動力計 特注機器開発 電子制御・計測
ホーム
製品一覧
ニュース
ご購入
FCデザインについて
English page
ホーム >> トピックス >>2004.09.08 【トピックス】FCデザイン的?スーパーマイレッジ広島





去る8月28日、29日の両日、広島県運転免許センターで「スーパーマイレッジカーコンテスト」という、省燃費車による競技が行われました。この大会は今年が3回目で、記録の出やすい夏の暑い盛りに、きれいな路面で、正確な燃料消費を計測するという、まさしく燃費競技に理想的な大会を目指し運営されています。わが、「チーム ファンシーキャロル」は昨年に記録した「3962km/L」を更新し、目標だった4000km/L台である「4079km/L」を記録できました。大会にご協力いただいた皆様に感謝しております。
さて、ここでは公式のレポートとは異なる、まったく「私的」見地から大会をリポートしてみます。

「新設クラス、ディーゼル&燃料電池」


 ヤンボー、マーボーもいっしょです。
今年の大会では、ディーゼル、燃料電池のクラスで参加チームがありました。ヨーロッパでは、Optima Racing(仏)、team Caro(仏)など、いくつかのチームがあるディーゼルクラスですが、日本では今大会の参加車両が初めてです。今回、但馬技術大学校と久留米工業大学から参加がありました。久留米工大は残念ながら公式に記録を残すところまでいかなかったのですが、但馬技術大学校の車両は、初大会参加ながら1631.7km/Lを記録しました。発電機用(ヤンマー製)のエンジンですので、他のガソリンエンジンの車両よりも排気量が数倍あるにもかかわらず、この記録ですからやはりディーゼルは効率が高いといえます。車体もカーボンハニカムモノコック、カーボンリム&ホイールなど作りは本格的です。途中、タイヤを盛大にバーストさせて轟音を会場中に響かせており、いろんな意味で目立つ車両でした。次回の大会では、久留米工大さんも完成度が上がってくるでしょうし、ディーゼルクラスの車両が増えると面白いのですが。ふぢい先生、FCデザインはコモンレールも作りますよ。


 ファンの音?を響かせながら、
燃料電池クラスには大同メタルさんのチームが参加されました。大同メタルさんでは燃料電池競技に燃料電池をレンタルされるなど、熱心に取り組まれています。今回一人での参加で、県立広島工業高校の生徒さんたちがドライバーなどのお手伝いをしました。燃料電池車はMHタンクの水素と酸素から発電し、その電気でモーターを駆動し走行します。この大会ではMHタンクを全重量方式で計測し、ガソリンと等価な熱量で換算してガソリン換算の燃費を計算しました。残念ながら、規定8周のところを9周走ってしまったためにタイムオーバーとなり公式に記録が残りませんでしたが、あわや総合優勝か?という記録が出そうでした。(もちろん内燃機関の効率と燃料電池の効率では倍半分も違いますが、、、)燃料電池は温度管理が難しく、走行までにいろいろ苦労をされていましたが来年はきっと公式記録を残してもらえるでしょう。

「移動式開発室?」


 ええのん出ました?
 Team With You さんには、FCデザイン製可搬型シャシーローラー「DA3-HR」を(アイシンさんのチームと共同で)ご購入いただいてますが、今大会にも持ち込んで積極的に活用されていました。TWYさんは、比較的最近に発足したチームながら、シャシーローラーや「TWY的EFI」(燃料噴射)で効率的な開発をされており、めきめきと実力を上げておられます。広島の大会にも参加の傍らボランティアで車検を担当していただくなどご協力いただいています。(もちろん宴会担当も、、、あ、もちろん厳しい意見もいただいてます。)今大会ではトラブルがありましたが記録を更新されました。ヨーロッパでもやはり上位チームはピットにシャシーローラーを持ち込んでセッティングをしておられます。私の見る限り、DA3-HRはそれらの中で最小、最軽量です。先日はNATSでの走行会でDA3-HRの計測デモをしました。(深谷先生ありがとうございました。)また、どこかの大会でデモができるかもしれません。そのときはぜひご体験ください。

「ハイテクノロジー」


 ハイテクです。
 今回、ヤマハから「PASSION」さんにご参加いただきました。このマシン見た目の美しさもさることながら、結構なハイテクマシーンなのです。今回なかなかピットにお邪魔することができませんでしたが、エコパ九州の時にお隣のピットでしたのでいろいろ見せていただいてました。燃料噴射+点火はオリジナルコンピューターで制御されており、データロガー(写真は表示器ですが、、、)も入っているのだとか。(しかも小さい(汗)) 数年前から、「点火制御もよろしくね。」といわれていた私としては「アセアセ」状態でした。各部の仕上がりも美しく、見習うところは多いかも。FCも来年までには点火制御コンピューターいれます。(多分、、、)
あ、FCデザインのデータロガーのほうもよろしくお願いします。

「オキシライド」


 ちゃんと走ります。
 今回、「PANASONIC」の「オキシライド電池」車が会場に来てくれました。単3電池が2本、車のてっぺんについています。各方面で話題になっていた兄弟車で記念撮影しておきました。いろんな意味で興味深いこの車が私的レポートを書こうかと思ったきっかけ(しまった!公式レポートとオチがかぶった、、、)でしたが、来年もいろんな車の参加をお待ちしています。そういえば、エコデンレースの「乾電池クラス」ってどうだったのでしょうか。

 全重量計測の車両がほとんどで、キャブも全重量計測に対応していただくなど、各チームのご協力に感謝です。印象的だったのは、ほとんどピットのテントに車両がいる時間が少なく、走れる限り走るという意気込みが感じられました。まだまだ見落としていたところがたっぷりありそうですが、来年もまたレポートできたらいいなと考えています。ではまた来年。

「スナップ」


 料金所ブースが燃料計測室です。
 但馬技大の方たち。
 暑い中お疲れ様でした。

 祝!優勝!
 ファイアーボールさん。
 

 韓国チームも参加。
 台風のため水曜日までFCデザインに滞在
 されました。


「番外」

広島大会といえば、土曜の夜のバーベキューが恒例になっています。(じつはこっちが本命だったりするかも。)バカ騒ぎしすぎて写真を撮るのを忘れました、、、。いろいろな人たちとの情報交換が楽しいのですが、今回私はふぢい先生のところの若い衆と話したり、TWYさんとふぢい先生の「新人ですから、、、」宣言にブーイングしたり、グラーダさんの作っておられるめがねに驚嘆したりと、(ちなみにニコンのはこれですよね。)楽しく過ごさせていただきました。そういえば私も97年からFCに参加したのでみんな大体同期ですよね。また来年が楽しみです。



Copyright(C) FC Design Co. Ltd. 1998-2008
FCデザイン株式会社 〒735-0006 広島県安芸郡府中町本町2-1-48 藤本ビル1F